引き寄せの法則 実践編

引き寄せ関連の書籍やセミナーでも結果が出ていない全ての人へ

引き寄せ体験 その1

今回は僕の引き寄せ体験を書きます。

 

まだ世の中が引き寄せという言葉が浸透していなかった頃の話です。

 

僕が小学3年生の時に、マリオでお馴染みの任天堂のゲーム機のファミコンが流行っていました。

僕はファミコンがとても好きだったので、学校から帰ってきたら宿題もすませずに、ファミコンの電源を入れて夢中になっていました。

1日に1時間というゲーム時間が僕の家のルールだったので、1時間のゲームプレイ後は友達の家に上がり込んで、夕方遅くまで友達の家でゲームをしていました。

 

今思うと、ゲームしたいという思いがかなり強かったと思っています。

 

ある時に、家の近所に一つ下の学年の男の子が引っ越してきました。もちろん、学年が一つ違うので、友達になる機会がほとんどありませんでした。

 

いつも家で1時間のゲームが終わると、近所のゲームが出来そうな友達の家に行くのですが、その日は引っ越してきた男の子の家の前にたくさんの自転車が止まっていました。そして、その子の家からゲームで盛り上がっている様子が、外からも分かりました。

 

そこで、自分がとった行動は、ゲームがしたい。でも、知り合いでないから、いきなり遊ぼっていうのは難しい。でも、ゲームがしたいという考えが頭の中で、行ったり来たりしていました。

そして、ゲームがしたいという思いが勝ち、気づいたらインターホンを押していました。

 

そして、中から男の子が出てきて、一言『誰?』。

僕も『そっちこそ、誰?』という不可解のやり取りがありました。

 

それくらい、僕はゲームが好きでした。

 

そんなゲーム好きの僕ですが、家が貧しくて誕生日とクリスマス以外はゲームソフトを買う余裕はありませんでした。

 

その当時は、コナミから『コナミワイワイワールド』というソフトが物凄く流行っていて、どうしてもそのゲームソフトが欲しかったんです。

 

でも、誕生日でも、クリスマスでもない。

 

どうしても、欲しい。

 

そこで、僕がとった行動は、攻略本を買うというものでした。

 

攻略本ならば、1000円もしないので月々のお小遣いで買えました。

 

攻略本を買ってからは、家でゲームの1時間をしてから、攻略本を開いてそれをずっと見ていました。

 

ただ見ていても、遊んだ気にならないので、自分でオリジナルの効果音をつけながら、指で攻略本のマップをなぞりながら、毎日毎日1時間以上夢中になっていました。

 

そんなことをどれくらいやったかは覚えていませんが、とにかく気持ちの上では、そのソフトを持っている友達よりも、自分がそのソフトを持っているように遊んでいました。

 

いつものように家でゲームを終えて、指で攻略本をなぞるという遊びを続けていると、買い物から帰ってきた母親の、買い物袋の一番上に、なんと『コナミワイワイワールド』のソフトがあったんです。

 

誕生日でもない、クリスマスでもない、それなのに心から欲しかったゲームが手に入った。

 

それまでの人生で一番嬉しかったことでした。

 

引き寄せ関連の本で、『すでに手に入れたと思って行動する』という内容を体現したのです。

 

今振り返ってこれが僕の強く印象に残っている引き寄せ体験でした。